2017/12/05 00:11
まず最初にご紹介するのは、コクヨ株式会社のテープカッター「カルカット」T-SM400W 360円(税別)です。
こちらは10ミリから15ミリのマスキングテープ用です。
20ミリから25ミリ用もあります。そちらは760円(税別)で、それぞれホワイト、ピンク、ブルーがあります。
一般的なマスキングテープの幅は15ミリなので、そちらを参考にサイズの合うものをお選びください。
文具道サイトで現在取り扱っているicco nicoの「一行原稿マステ」は幅が12ミリ、「キリトリマステ」は幅が9ミリ。こちらについては、あとでご紹介する形状により実は使用可能となっており、「貼暦(ハルコヨミ)」の7ミリよりも細い6ミリのマスキングテープでも使用可能でした。
それに対して、今回比較するのは本家?カモ井加工紙株式会社テープカッターです。
mt tape cutter nano 3個入り 340円(税別)
こちらのラインナップは15ミリ×3個セットから、40~50ミリ用×1セットまで5種類存在しています。
コクヨのテープカッター「カルカット」をパッケージから出すとこんな丸味を帯びたフォルムで、豆のようなイメージです。
ステンレス製の刃が使われているので、怪我をしないように本体に唯一の印字が「刃先に注意」
そもそもマスキングテープを手でちぎると、頑張って綺麗にカットしようと思ってもこんな感じになってしまいます。
カルカットを使う時は、クリップで挟むような動作で簡単にマスキングテープを挟むことができ、内側の指が当たる部分も緩やかなカーブの凹みでフィットします。
カットした断面はこのような形です。パッケージ台紙の裏側に従来品に比べ、「まっすぐキレイ」と書かれていますが、確かにキレイではあるかもしれませんが、イラストのように直線にはなっておらず、多少のギザギザは残ります。刃がギザギザしているので仕方ないといえば仕方ありませんが、気になるほどではありません。
カットしたあと、端が少しだけめくれた状態なので、次に使うときにも端を見つけやすいようです。
内側にギザギザがあり、規定の幅のマスキングテープが回転するときにガタガタしないようになっています。
クリップの内側も角度が変わるようになっていて、テープを挟み込んだときに、刃にまっすぐに当たるようになっているのでキレイにカットできる仕組みもありがたいです。
試しに規定以下の9ミリのマスキングテープを試しに挟んでみました。
内側にギザギザがあり、その溝にはまればずれることなく使うことができました。
一方、mtのテープカッターはこのように3つ入っています。
パッケージに取り付け方が書いてますが、ちょっとわかりづらいイラストでテープが本体のどの部分を、上を通るのか下を通るのか理解するのに一瞬迷いました。
丸い部分がクルクル回るようになっていますが、テープを引くときに手で持っている部分が滑らないので、引き出すのにカルカットよりも力が必要でした。
そのためか、カットした時にかかる力も余分に加わるため、カット断面が多少ガタガタしてます。それでも手でちぎるよりはキレイに切れますし、カルカットのギザギザより自然な断面なので、これはこれでマスキングテープの素材とある程度まっすぐカットされているので悪くはないと思います。